SHE'S OUT OF MY LEAGUE (ある日モテ期がやってきた)
「だから好きより、なのに好き」
容姿もいまいちで学歴もない冴えない男カークと、容姿端麗で非の打ち所がない美女モリー。
誰にでも優しく、格好つけたり飾らないカークに惹かれ、モリーは付き合うことに。
側からみたら納得いかないぐらい不釣り合いな二人なんだけど、案外先に惚れているのは美女のモリーの方だったりする。
本当はお互い愛し合っているんだけど、カークは次第に自分のことを蔑んでしまい付き合って行く自信がなくなってしまう。
「こんな自分なんて…」
魅力的な相手を見ることは、イケてない自分を見ることでもある。
少しでも自分のことを好きになってくれたから付き合っているのに、その関係を自分で終わらせようとしてしまう。
「良いところがあるから好き」よりも、「こんなに悪いところがあっても好き」というのが、本当に好きってことだ。
親友のハチャメチャな助けもあって、カークは、モリーがありのままの自分を愛してくれていたことに気づく。
自分が自分のままでも愛されることを教えてくれた人は、いつまでも大切にしていきたい。
親友のステイナーもメチャクチャなんだかど憎まないヤツだった。
相手の境界をわきまえて気を遣い合う関係がただの友達だとしたら、彼とステイナーは間違いなく親友だ。
相手が間違っていると思ったら、躊躇なく境界を越えて指摘してくれる。
本当に大切な人は、人生で同性と異性に一人ずつ出逢えれば御の字。
この映画はその2人を教えてくれる。